会社にかける想い

最近、他社で好調な企業の話を聞くことが多い。

不況不況と言われながらも以前とその環境下でも業績を逞しく伸ばしている企業はある。

しかし『儲かってしょうがない』的な話しだけ聞いても最近はさほど魅力を感じない。勿論お金は大事だし、企業である以上利益をしっかり出していくのが経営者としての責である。しかしどこで幸せを感じるかは人それぞれであるし、私はそういう意味で言うと『金儲け』は『幸せの一つの指標』であると考えている。

前職で営業してた時に所謂公序良俗に反する企業の方で明らかに儲かってそうな人を見て、私よりも何十倍もお金持ちだとは思ったものの、何十倍も幸せかと考えると決してそうではない、自分は他人に誇れる仕事をしていこうと決意した記憶がある。今でもその想いは変わらない。

究極私の考えは『社員のしあわせ』『お客様の幸せ』を考えることでその結果、『株主の幸せ』『自分の幸せ』が得られるものだと考えている。会社は経営者の想いを形にした姿である。その会社に所属する職員が如何に充実したワークライフを過ごし、そこで生み出されるサービスにお客様が喜び、強いては感動を感じて頂けることが私のアドレナリンを強く刺激している。勿論進める上で、困難なことや理不尽なことは当然あるが、大きな目標を忘れずにそれを解決した時はたまらなく嬉しい。最近の社内の動きを観察していても、そんな小さな真実の積み重ねが少しづつ形になってきている気がしてほほえましい。だからこそ周囲の環境を見ていい話があった時でも、動じず真実の姿を見極める癖がついてきた気がする。

今日はとある金融機関の方から孫さんに関するお話を聞いた。

彼は日本のGDPを上げるにはどうすればよいかを真剣に考えているらしい。その為には技術革新しかないという想いから現在のソフトバンク経営に至ると言う話。話せば長くなる為、私なりに咀嚼すると壮大な経営者の想いが会社を通じて表現されているということである。経営者の想いが偉大であればある程、当然ながらその結果の会社も大きくなっていくという仕組みである。彼のプレゼンテーションを昔生で聞いたときに『人を動かす天才的なセンス』に身震いした記憶を思い出した。

彼と自分を比べると大きな差を感じてしまうので、多少躊躇いがあるが、私は私の目指したい道があり、想いがある。その表現ツールがバズーという会社である。会社は一人で動かす訳ではなく、社員や関係者の協力の下で作りだされる為、レバレッジが多いに効く。無限大の可能性の下で、私がどう舵を取り、船を動かすか、これは大いにこれからの自分自身が見ものである。

今強く思うのはとにかく次のステージに進みたい。想像しうる毎日を過ごすのではなく、想像し得ないエキサイティングな日々を送りたい。毎日が自分たちにしか出来ないことを実現し、数多くの感動を生み出し続けたいと思っている。『バズーに入って本当によかった』『バズーと付き合えて本当に良かった』と心から思ってもらえるような会社作りを実現したいと思っている。例え日本中いや世界中の経営者と方を並べてもそこだけは強く語れる経営者でいたいと思っている。だからバズーメンバーはそこに是非ついてきてほしい。

今日も新しい企画を社員に打ち出してみた。その方針に沿って各々考え、動いて欲しい。忙しいことは凄く幸せなことであり、ありがたいこと。どんなに大変でどんなに疲労したとしても大きな目標を忘れず、何故それをやるのか?なぜそこにいるのか?熱い想いをいつも胸に頂きながら取り組んでほしいと思う。

誰に何を言いたいのか、書きながら少々自分でも分からなくなってきたが、今思っていることをつらつら書いてみた。
社員は皆帰り、事務所は一人である。少々疲れたので、今から帰途につこうと思う。


『熱血法人バズー』
熱血社長 森下洋次郎