研修ツアー in 富士急ハイランド

3連休の初日は、サロンもお休みということもあり、社員研修を兼ねて全員で富士急ハイランドへ向かった。

研修の目的は以下2点である。
①「フジヤマ」に乗ることで、バズーメンバーを、如何なる恐怖も克服出来る勇者集団にすること
②スタッフ全員でオフラインのコミュニケーションを取ること

車を飛ばすこと約1時間半。快晴の天気の下富士急ハイランドに付いた。
富士山が大変美しかったことが印象的であった。

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早速メンバーを集め、最強の「フジヤマ」を始め、「ええじゃないか」、「ドドンパ」の三強を制覇することを誓う。

初っ端は「フジヤマ」で攻める。
King Of Coasterの異名を誇るフジヤマの初回急降下の写真。この瞬間がタマラナイ。前回は下るときにバンザイの姿勢を取れずに終わったが今回はこれを克服した。私の隣には熱血エンジニアS氏がいたが、彼は滅法にこういった恐怖系の乗り物に弱いらしく、リアクションで楽しませてもらった。(誰とは決して言わないが。)

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次に「ドドンパ」。初速から平坦な道のりを一気に時速172キロで駆け抜けるという相当いきりたつ兵である。これにはあまり準備してなかった為、度肝を抜かれた。法遵守派の私に取っては来るまでも出会ったことの無いスピードだった為、この乗り物を克服したいと結果的には2回乗ることが出来た。待ち時間に流れる、ヒップホップ調のどどんぱオリジナルソングもかなりFunnyだった。

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最後の相手は「ええじゃないか」。他の2つよりもさらに豪華な設備と言えるこのアトラクション、「乗る」というよりは「ぶら下げられる」という感覚で、体を縦横無尽に振り回されるという感覚。こいつもまた斬新な体感を得ることが出来た。

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最後には皆、激しい乗り物に振り回されて体力的にかなりお疲れモード。帰りの車内はかなりの確度で皆、お休みモードだったようだが、研修の目的は達成された気がして良かったと思う。

研修のコメントはさておき、富士急ハイランドに関して私なりの見解を記しておきたいと思う。

富士急ハイランドのアトラクションは国内遊園地の中で群を抜いてると思う。我々が戦った3つのアトラクションを始め、「スリル」を求める方には最適な商品が揃っている。

そんな抜群の商品力があるにも関わらず、何故かサービスが悪い。

富士急に入った方なら分かると思うが、入口のお土産屋さんから何故かとってもさびれた感があり、陳列に工夫が無い。入った時にはどこか地方の冴えない遊園地に舞い降りた感覚すら感じてしまい、ディズニーランドのような「ワクワク感」がかなり薄れていると言える。それにアトラクションスタッフには笑顔が全くない。(これが大きいと思う。)フジヤマが出発する際にも「いってらっしゃ〜い」と勢いよく手を振ってくれるものの、極めて無表情の為、こちらもすこしげんなりしてしまった。特段態度が悪いという訳ではないが、「夢を売る商売」という認識があまり無いのではないかと思う。連休初日にもかかわらずバズーチームでフジヤマにさほど待たず3回も乗れたことがそれを如実に表してると言えるであろう。

フジヤマには独自の『フジレンジャー』という戦隊モノキャラクターによるDVDを制作したり、「ええじゃないか」や「ドドンパ」に始まる個性あふれるネーミング力等、中のスタッフには面白い方がいるであろうに関わらず、抜群の商品力がサービスによってマイナスポイントを強いられることは同じサービス提供者として残念でならない。

このケースと全く逆のケースならよく聞く。営業やスタッフの方はとても頑張ってるのに著しく商品力が低いケースはこの時代に割と良く聞く話である。モノがあり溢れる時代下で、抜群の商品を生み出すのは難しい為、サービスで差別化を図ろうとする考え方である。

ところが、富士急ハイランドの場合はこの「商品」に類まれなセンスがあるにも関わらず、サービス向上がされてないことが、ディズニーランドと大きく明暗を分けてる気がする。今の時代ではこんな恵まれた環境でもったいない結果になっている同社は残念でならない。

富士急の素晴らしいアトラクションを生み出した皆様を密かに応援するファンとしては是非この声を少しでも反映してもらえると嬉しく思う。

『熱血法人バズー』
熱血社長 森下洋次郎