スーパー社員になるススメ

社員の管理及び育成方法に悩む経営者の方は多いのではないだろうか?

未曾有の不況と言われるこの時代で、派遣切り、リストラが顕在化する企業内においては、今までの雇用慣習が通用しなくなっているのは間違いなく、雇用側も労働者側も変化が求められているのは間違いない。

大抵の経営者は労働者経験があり、そのうえで経営者として働いているため、両者の立場を頭では理解しているケースが多い。しかしながら、私にもよく相談頂くのが、会社の状況に全リスクを汲み取っている経営者がこの時代を生き抜くために、社員の気持ちを隅々まで汲み取る余裕がなくなっているケースが残念ながら多いと思う。

その中で、本日は社員の立場としてどう振舞うべきかについて綴りたいと思う。

①自身の不安は何かを捉えるべき
当然ながら社員の立場でもこの不透明な時代に対して、将来像の不安を抱える方が大半であろう。民間の平均年収が年々減少するのを受けて、給与面に対する不安は依然と高いはずである。給与を増やしたいのであれば、スキルを上げるか、労働量を上げるかしか解決案はない。一方で所帯を抱える方はワークライフバランスに不安を抱く方も多い。特に共働きの女性の場合は顕著である。このバランスはまず自身がしっかりとどの程度の給与を取れば幸せなのかを100%把握しておくことが必要。夫との役割分担のバランスもしっかり協議することが必要である。こういった様々な個別事情がある中で、給与なのか、やりがいなのか、家庭の幸せなのか、地位・職種、業種なのか悩みが漠然としているケースが依然と多い。自身の悩みをしっかり分析出来ない状態は残念ながら上層部には話を受け入れてもらいずらい為、自己分析からしっかりと練り直すべきである。

②不安に対する解決案を多角的に捉えるべき
自身の不安を解決するための方法論を多角的な視点で検討すべきである。例えば給与に不安を抱える人であれば、徹底的に働けばよい。自身の希望給与を事前に上司にすり合わせ、それを目指すアプローチとして何がベストかの道筋を見出すべきである。よくある失敗パターンとして会社の売り上げが芳しくないのに自信の待遇を求めるケースがあるが、これは大概のケースでいい結果が芽生えないと考えてよい。自身の待遇以上に経営者は悩む種が多いため、そこまでくみ取れる余裕は無いからだ。(特に内部留保に乏しい中小企業では顕著である)ポイントは会社から資金を奪うのではなく、外から付加価値によって資金を引っ張ってくる考え方に変えること。社員の立場ではクライアントから仕事を引っ張ってくることに注力すべきである。役職を目指したい方は、やはり今以上のリスクを取るべきである。創業者でない限り、借金を背負うことは殆ど無いとしても、給与面、労働面、責任面では今までなかったリスクを取らないと上は目指せない。どうすれば役職に就けるかは社長に徹底的にヒアリングして道筋を見出すべきである。それでも答えてくれない社長は早めに見切ることも必要である。

上記ポイントを自分なりに咀嚼して理解し、実践していけばアナタは自ずとスーパー社員になれるはずである。 スーパー社員になることは会社にとってもアナタ自身にとっても大変素晴らしいことである。働く人にとって仕事がスーパーになること素晴らしい人生は無いと思うし、そんな素晴らしい人材を抱えた会社がもっと増えて元気な日本経済ができることを願ってやまない。
バズーでも人材募集は適宜行っている。一般的に面接にはWill(意思)とSkillのバランスをみられることが多いが、当社の場合は強いWillを大きく評価しているのが特徴でもある。私自身もまだまだ経営者としては途上段階であると考えており、スーパー社員候補と共に切磋琢磨しながら、成長してきたいと思っている。

It's BUZOO Life.
〜自分らしく生きる〜
バズー株式会社 
代表取締役 森下洋次郎