16年五輪、東京落選

2006年五輪の東京招致が落選に終わったらしい。

都内がそこまで盛り上がってたかというと少し疑問が否めない状況ではあったわけであるが、仕事もプライベートも東京タワー近郊にある私としては、東京タワーの五輪対策とも言われるカラフルな演出をみて、それとなくその感を垣間見れていた気がする。

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今回は4都市によるコンペだったらしいが、恐らく東京都が本プロジェクトに掛けた予算は詳しく知らないが、計り知れないものであろう。

事業目線で考えると五輪招致が実現した時の経済的リターンは高いことは容易に想像付くが、一方で4都市コンペだと言う時点で、落選した時のリスク要素も高いことはよく分かる。議決を通した東京都マネジメントはどう責任を取るのだろうかと同じ経営者としては考えてしまった。

都民である我々は、民間企業で言うところの、株主であり、お客様でもある。

民間企業と都議会の違いはIR性にある気がする。
所謂上場企業は業績もガラス張りであるし、株主もその企業を簡単に評価できる手段がウェブやIRを通じて幾つもある。一方で私もそうであるが、都民は東京都の財政状況について少し疎い気がするし、本件の議決にあたり、いくら投資して、いくらのリターンが見込めるかの投資対効果の定量要素について果たして何人の人が理解してるのだろうかとも思う。

落選ニュースを見て、何となく残念でした感しか出てない所を見ると、そこまで経営陣の責任に対しては追及されないのではと思っているが、都民税を納める当該法人である立場としてはもっと都の活動、強いては国の活動に対して関心を高める必要があるなと感じてしまった。


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~自分らしく生きる〜

バズー株式会社 
代表取締役 森下洋次郎