ホメる技術

先日は「ウケル技術」という書籍を読んだ。

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この水野敬也さんという方、直接面識は無いが、かなり面白い。大ヒットした「夢をかなえるゾウ」を読んで以来、彼の著書は一通り、拝読したが、「ウケル技術」は自分の中で一番のヒット。お笑い芸人がバイブルにしているという噂の書籍だけに是非お勧めである。

話は変わり、私は最近「ホメる技術」の鍛錬に励んでいる。

「褒められたときに嬉しくなった経験はあるだろうか?」きっとこのブログ読者全員が経験されてることだと思う。その時の自分が何故、嬉しくなり、心地よい気分になれたか?これをよく考察すると「ホメる」という技術には意外と奥行きの深さがあることに気づかないだろうか?

よく「ホメ上手」等という言葉が日常にも使われているが、「ホメる」能力は感覚や才能ではなく、緻密な観察・仮設・分析・検証フローの繰り返しによって、初めて活かせる能力があると私は思う。

つまり、「ホメ上手」な人はこのアルゴリズムが自然に出来ている人の事を指す。

人をホメる時の私なりのポイントは以下である。

①徹底してその人を観察する。(人柄、パッと見の印象、付けている衣服、ヘアスタイル等々)
②その人が興味持ちそうな内容を細かくヒアリングする(その人が楽しそうに話しているか否かを細かく確認することが重要。)
③導き出された結果の中で、本当に自分がいいなと思う事を素直にホメル(この気持ち結構重要)

人を「ホメる」時には「素直にすごいな」とか「尊敬出来るな」という点をストレートに表現することがまずは重要である。技術が高まってくれば、言い回しのニュアンスや言葉のマジックがあったりするわけであるが、まずはこのステップをクリアすることが基本中の基本だと思う。恋愛・仕事・家庭等シーンは異なったとしてもこの要素が重要であることには変わりはない。

バズーの社内では厳格な目標管理の下、厳しいことは厳しく言うが、「ホメる」ことを意識的に重視するようにしている。

先日も社員のクリエイティブが活かされた成果物を見て、皆驚いていたようであるが、意識的に褒めるようにしてみた。本人も嬉しそうだし、きっと達成感もあったっと思う。本人が嬉しいなと思うことに喜びを感じれるあなたはきっと「ホメる技術」のポテンシャルが高いと言える。

「叱る」と「ホメる」の使い分け、「アメ」と「ムチ」と似たニュアンスでもあるが、チームワークを高める要素として是非試して頂きたいと思う。

「ホメる技術」の一部に触れさせて頂いたが、これはまだ私の中で言うと、プロローグにすぎない。利用シーンや相手のレベルやタイプに応じて、自分なりの成功法則がいくつがあるが、当ブログを通じて、引き続き語って行きたいと思う。乞う、ご期待!!


代表取締役 森下洋次郎