携帯サイト構築の考え方

当社では携帯サイト構築の「BtoC向けサイト」、「コーポレートサイト」、「コンテンツ制作」の3つ分けて考えており、それぞれパッケージソリューション、ASPソリューションのサービスメニューを準備している。

携帯サイトを作りたい時に、予算の考え方として、低予算で簡単にモバイルサイトを立ち上げる方にはASPを、がっちり予算を組んで大規模なモバイルサイト構築を実現したい方にはパッケージソリューションをご提案させて頂いている。

この2つのサービスラインが出来たのは多くの納品実績があった知見によるものであるが、現在の我々の考え方は「納品による立ち上げ」ではなく、「立ち上げによるビジネスの成功」である。

この為に準備しているサービスが以下3点。

企画提案サービス
モバイルサイトコンサルティングサービス
モバイルサイト運営代行サービス

つまり、モバイルビジネス成功に向けて、企画、実施、運営(= Plan ,Do ,See)のサイクル全てを当社で請け負う事でお客様ビジネスの真の成功をお手伝いすることが当社サービスの考え方である。

モバイルはGree,Mixi,DeNAのほぼ3強独占時代と言われてきたが、ここまで来るのにも業界の淘汰は数多くあり、まだこれから先のマーケット予測も飛躍的に伸びていくというのがモバイル市場の一般的な見解と言われている。つまり、3強独占がずっと続くことは考えづらくまだまだ新規参入による業界構造の変化の可能性は十分にあるということだ。

昨日打ち合わせで某公式サイトを運営している責任者の方とお会いしたがモバイル広告予算に月間1億円かけているという報告を受けて少し驚いたが、事業計画をヒアリングするとその計画に納得した。

公式サイトの場合客単価300円/月を考慮すると、一般的に獲得単価は500円ぐらいと設定することが一般的である。つまり1億かけるということは会員20万人を新規で獲得しているという計画であり、現状数十万に推移している累積会員を考慮すると妥当な広告予算のかけかたであると判断できる。少額課金サイトのポイントは新規入会と離脱会員(8割が2ヶ月以内で退会するといわれるのが一般的)のバランスを管理し、残り2割の継続会員(1年は続けると試算)をいかに増やしていくかに資源投下できる体制を構築することが重要である。(1億投下しても、「20万人×0.2×300円×12ヵ月」+「20万人×0.8×300円×2ヶ月」=2億4000万の粗利益を確保できるということ)

このビジネスモデルを具現化されているご担当者の方に改めて感銘を受けたが、これこそが費用対効果が明確であるモバイルビジネスならではの特殊な展開だと思う。つまり、効果が明確だからこそ広告予算も順次増やしていくことができるビジネスモデルだからだ。

あくまでごくごく一部の成功企業の一例であるが、これからモバイルに取り組まれる方は是非このロールモデルを参考にしてほしいし、その為のアプローチで当社がお役に立てそうであれば是非お問い合わせ頂きたいと思う。





代表取締役 森下洋次郎