第4期株主総会終了。

今の時点で自分が考えている計画を説明し、株主の皆様からフィードバックを頂いた。いい意味で初心に戻れた気分である。

経営者は各ステークホルダーの利害調整を絶妙に図っていく必要がある。株主、お客様、パートナー、従業員、従業員を支える家族、そういった人々の幸せを担う重要責務。ところが、人間がやることだから全てが上手くいくなんてことはなかなか難しい。従業員に喜んでもらう一方で、それが株主メリットと相反してたり、お客様に喜んでもらう一方で、従業員はそれを喜ばないなんてことはどこの会社でもよくあることだと思う。

経営を担うことは『模範回答の無いテストを粛々とチャレンジする様なもの』だと言える。毎日のようにテストがあって、毎日のようにその結果に対する評価を受ける。ある意味凄く苦しくもあり、ある意味凄くチャレンジングでもある。

経営を議論する上で最近旬なテーマとして、先日の鳩山前総理が辞任が挙げられる。

最後の方の彼は避難糾弾のサンドバック状態でモニター越しに見てても痛々しい部分さえあった。しかしながら彼の政策はさておき、私は個人的には彼に続けて欲しかったと思っている。あそこまで首相に居続けたのであれば最後までやり遂げるべき。落ちるところまで落ちたわけだからやり続けることが国民に対する一種の誠意になり得ると思うし、規模感は違えど同じ組織のトップに立つ立場としてはそんな人は応援したくなる。

大切なのは『どんなことにもめげずに続けていくこと』だと思う。

雨が降れど、雷が落ちようと毎日自分で決めたレールを粛々と歩いていく。孤独だけど面白くもある。そのレールは同じものは他にはなく世界でたった一つのレールなのだから。そんな経営者の気持ちを理解出来る社員がいる会社はいい会社だと思う。

私はバズーを10年間は続けようと思っている。それでも歴史ある企業に比べるとまだまだの若造であるが、まずはそこを節目を目指して歩んでいこうと思う。


『熱血法人バズー』
熱血社長 森下洋次郎