「形のない何か(=something)」

今朝、ディレクターチームリーダーからメンバーのマネジメントに関する相談を受ける。

早速、当該メンバーを集めて、3人で打ち合わせ。

当社の組織で言うと、私からチームリーダーに、チームリーダーからメンバーに意思疎通を行う指示系統としているが、このレベル感が同じであることに重きを置いている。私がチームリーダーに求めることと同様に、チームリーダーからメンバーに同じ要求が課されてなくてはならない。逆も然りだ。当然人間が創っていくものだからこのレベル感にブレは常に生じる。時には指示系統を跨いで喝を入れなくてはならない時もある。

打ち合わせでは、メンバーには手厳しい話をした形になったが、メンバー自身のしっかりとしたやる気と意思が伝わってきたので、いい会議が出来たと思う。このコミュニケーションの重要性を特にチームリーダーには強く意識してもらいたいと思う。

会社組織を運営しているとメンバーのモチベーションによって、アウトプットが大きく変わる。基本的には皆異なる人間の集合体である為、管理手法は多岐にわたるが、工夫した結果、成果につながった時にはたまらない達成感がある。

バズーも4期目に入り、小さな達成感を感じられるシーンが幾つか見受けられるようになってきた。達成感は数値やお金等定量化出来るものだけではなく、形のない何か(=something)であったりするケースも多い。

少し話題はそれるが、「会社は誰のものか?」という議論は非常に多い。米国流経営スタイルが流行った時には株主のものとする議論が一般的であったが、当社の清水リーダーの前回ブログでも触れられていたように社員の家族も関わるモノだったりする見解もある。いずれも間違っていないと思う。

しかしそもそも「会社は誰のものか?」と議論するよりも、「誰が会社に集まってくるのか?」の方がよほど重要だと思う。

「形のない何か(=something)」を一緒に追い続ける仲間」、それが社員であり、役員であり、お客様であり、株主である。そう考える方が今のバズーらしいスタイルだと思う。


代表取締役 森下洋次郎